双極性障害II型と闘う

うつ病がいつまでも治らないと思っていたら、双極性障害II型でした。病気との闘いの日々を綴ります。

うつ状態で何も出来ない。それでも、「闘病」です

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※やや閲覧注意…この記事には、前向きなメッセージを込めていますが、一部にネガティブな描写があります。今現在、特に精神的に調子の悪い方は「5.闘病している自分に自信を」のみご覧になる事をお勧めします。

 

このブログのタイトルに入っている「闘う」という言葉。私はこの言葉に特別な意味を込めてタイトルをつけました。今回はその考えについて書きたいと思います。

皆は頑張っているのに、自分は何もしていない…

病気が長年続くと、周囲との差がどんどん開いていきます。友達が起業しただとか、大きな仕事に取り組んでいるだとかいう話を聞くと、仕方がないとは分かっていても、私は何も出来てないのに…と嫌になる事があります。

うつでなにもしてない、ただ寝てるだけの日、スマホを弄って終わってしまう日。皆は今ごろ頑張っているのに私は…仕方ないけど…仕方がないのか?ただサボっているだけじゃないのか?いつまでもこんな状態で、自分はダメな人間だな。そういう気持ちになります。

寝ていても、ただ寝ている訳じゃない

そんな話しを主治医の先生にした時に、先生がかけてくれた言葉があります。「貴方も、何もしてこなかった訳じゃ無いんだから」

そこで気づきました。寝てるだけの日も、ただ寝てるだけではなかったと。とにかく嫌な気分で、頭がぼーっとして何も考えられず、身体が鉛のように重くて、息をするのも苦しい。トイレに行くのさえ、行こうと思ってすぐには身体が動かない。気力を振り絞るようにして行くのです。一日中寝ているからと言って、いっぱい寝られて幸せ、ではないのです。

私は激しく闘っているのだ

これは「闘い」です。希死念慮が現れると、更に厳しい闘いになります。「死にたい」気分に自分を乗っ取られそうになりながら、ひたすら耐えます。耐えるしかありません。この「病魔による攻撃」が去るまで、理性を失わないように、ただただ耐えるのです。

これを何度も何度も乗り越えてきました。乗り越えたといっても、また次の嵐が来ます。闘いは終わりません。

他人からはだらしない人にしか見えないでしょう。自分でもそうなんじゃないかと何度も思います。手術を繰り返すような、「闘病らしい闘病」ではありません。けれど、それでも「闘病」しているのです。少なくとも自分自身は、それを忘れたくないと思います。

絶対に負けられない闘い

双極性障害は完治は難しいと言われています。完全勝利の日は来ないのかもしれません。それでも、負ける訳にもいきません。自殺率の高い病気です。絶対に、病気に自分自身を乗っ取られる訳にはいかないのです。

 

 闘病している自分に自信を

うつ状態で苦しんでいる人は、「自分は何も出来てない」と思う事があるかもしれません。それは、そう思う事が病気の症状であると同時に、そう思っても仕方ない状況を強いられているという事だと思います。でも、自分は闘病しているのだ、そう考えると、自分も大変な努力をしているのだと少し自信が出ませんか。一緒に、闘っていきましょう。