双極性障害II型と闘う

うつ病がいつまでも治らないと思っていたら、双極性障害II型でした。病気との闘いの日々を綴ります。

軽躁状態、私の場合

双極性障害II型はうつ状態と軽躁状態を繰り返す病気です。今回は、私が軽躁状態の時に現れる症状をまとめたいと思います。

 私の場合、軽躁状態ではこんな症状が現れます

  • 病気は完全に治ったと思う
  • 自分は何でもできると思う(万能感)
  • 見慣れた景色がキラキラして見える
  • この世界は素晴らしいと思う
  • やりたい事がどんどん出てくる
  • 焦燥感に襲われ、時間を惜しんで様々な事に取り組む
  • 色々な事が次々に浮かぶので、注意散漫になる
  • 怒りっぽくなり、周囲に対してイライラしがち
  • 鼻持ちならなくなる(夫談)
  • 多弁になる
  • 睡眠時間が減る

 

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躁状態では万能感に溢れ、やりたい事がたくさん出てくるので、基本的には楽しいです。ただ、焦燥感に追い立てられて一度に色々な事をやろうとするので、結局あんまり進んでなかったりします。この焦燥感が強く表れる時は自分でもちょっと辛いです。

夫婦仲も悪く…

そして1番の問題は、「怒りっぽくなり、周囲に対してイライラしがち」「鼻持ちならなくなる」という部分です。あまり夫婦喧嘩はしない方なんですけど、私が軽躁状態になると喧嘩がちになります。「この状態が続くなら、一緒にいるのは無理」とまで言われます。自分では「鼻持ちならない」なんて心当たり無いんですけど(それも問題)、自分が万能感に溢れているところからくるんだろうと思います。

だから、軽躁とはいえ離婚危機一歩手前という、なかなか危険な状態に陥ります。家の外では人間関係破壊するような事は起こした事ないのですが。

幸い、明らかに迷惑な状態は1日程で収まる事が多いので、夫婦関係も元に戻る事ができています。逆にうつの時は私はめちゃくちゃ辛いですが、夫婦関係としては比較的安定してます。(夫はうつの私の扱いは慣れたものです)

その他のエピソード

過去には

  • 学生時代、バイトをすでにしているのに、更に2つのバイトに同時に応募(できると思った)
  • 突然ハムスターが飼いたくなり即ペットショップに行きお買い上げ
  • 起業を企て色んな人に相談に行ったものの、まもなく鬱転して頓挫

なんて事もありました。

軽躁は普通のハイテンションとちょっと違う

軽躁とは言ってもこんな風に「健康な人がちょっとハイテンションな日」とは質が違うんですよね。双極性障害と診断がついて、すごく納得しました。でもそれまではこれが病気に起因するものだなんて思ってなかったし、自分がおかしいとも思わなかったんですよ。

(因みに軽躁状態の定義として「4日以上続く」というものがあります。私はあまり続くことは少ないのですが、「過去に1回でも」軽躁があれば双極性障害II型という事なので一応当てはまってるんだと思います。あと、どこからを軽躁ととるのかというのも難しいですね)

自分の状態を常に気にかけることが必要

躁状態をほおっておくと周りに迷惑をかけますし、うつの反動が強くきます。だから、今自分は軽躁状態か?というのは注意して、気になる事は医者に報告し、自分を俯瞰して捉え、できるだけ理性的に行動するように気をつけています。

一個人の症例ですが、参考になれば幸いです。