双極性障害II型と闘う

うつ病がいつまでも治らないと思っていたら、双極性障害II型でした。病気との闘いの日々を綴ります。

精神病だけど、深刻な悩みを抱えている訳ではありません

f:id:roastedgreentea:20170520071404j:image

メンタルの病気、というとどのようなイメージを持つでしょうか?深刻な悩みを抱えている、何かに深く思い悩んでいる、強いストレスを受けているから病気になってしまう、というイメージを持つ人も多いかもしれません。

精神的な病いを抱えた人の中には、そういう人も多いでしょう。でも、必ずしもそうとは限らないのです。

私は、深刻な悩みを抱えている訳ではありません。人間関係には恵まれていると思いますし、今は仕事も辞めてゆっくり専業主婦なのでストレスも少ないです。

いや、悩みはあるんです。仕事も家事もちゃんとできない、すぐに体調不良になる、人と比べて体力が無さすぎる、など。でもこれらは精神病の原因ではなくて結果です。

メンタルの病気であると言うと、「何が悩みなの?」「何が原因なの?」と訊かれる事があります。それに対して、私は答えを持っていません。強いて言うなら、「脳が病気だからです」。

普通は良い事があれば気分が良くなり、悪い事があれば落ち込みますよね。

精神病の一種である双極性障害の患者は、何もなくとも気分が上がり、落ち込みます。あるいは少しのきっかけで、普通では考えられないぐらいハイになって戻らなかったり気分が落ちて戻らなかったりします。

このきっかけというのは、トラブルやストレスの事もあればただの夜更かしのこともあり、人それぞれです。これは、脳の異常によるもののようですが、詳しいメカニズムはまだ解明はされてないとの事です。

だから、何故かと訊かれても私は上手く答えられません。「最近仕事でトラブル多くてね…」って事もありますけど、「うーん、春は調子悪いんだよね」とか「最近雨が続いたからかなあ」としか自分でも分からない場合もあります。こう言っても腑に落ちない、という反応をされてしまうのですが、はぐらかそうとしてる訳じゃないんですよ!

メンタルの病気にも、こういった「特定の悩みが原因ではない」「脳が異常を起こしている事が原因である」場合がある、と知って欲しいです。